自己と感情の悩みを、老子はどう捉えるか
自信の欠如、怒りや焦り、心の平穏を取り戻す
読了 約1分出典つき
THE WORDS
千里の行も足下に始まる。
── 道徳経 第64章この悩みのときに、効く言葉
THE READING
強くあろうとするほど折れやすくなる。しなうものは折れない。
老子は、堅く強いものは死の側にあり、柔らかくしなうものは生の側にあると見ました。嵐で折れるのは太い枝で、しなう草は残ります。自分を強く保とうと力を込めているとき、その力み自体が、次に何かあったときに折れる形をつくっています。
今日できる、最初の一歩
今日「弱く見えるから言えていないこと」を一つ選び、いちばん近い相手にだけ、飾らずに言ってみる。
THE MEASURE
無為とは — 放置と力みの、ちょうど中間
何もしないことでも、すべてを押し通すことでもない。流れに逆らわずに動くとき、力は最も少なくて済む。
投げやり不足無為力み・作為過剰
卑下不足柔弱謙下剛強過剰
自分に当てると、どうせ自分はと降りてしまうのが「卑下」、弱さを一切見せまいと構えるのが「剛強」。柔弱謙下は、低い位置に立ったまま折れないことです。
この見方が、効きにくいとき
自分を責める声が強く、まず心を静める必要がある段階なら、執着から手を離す教えのほうが休息になります。
ブッダの見方を読む自己と感情の、他の視点
立つ位置が変われば処方は変わりますあなたはどちら側に立っていますか
どの読み方が、いまのあなたに近いですか?
アリストテレス自信は性格ではなく、積み上がった行為の記録。ブッダ感情は自分そのものではなく、通り過ぎていく天気。イマヌエル・カント自分の軸とは、感情でも他人の目でもなく、自分で認めた規則。デカルト感情に飲まれているのではなく、事実と解釈が混ざっている。ニーチェその劣等感は、まだ使われていない力の置き場所。ハイデガー「自分がない」のではなく、世間の声に埋もれているだけ。アルベール・カミュ自分を肯定できなくても、今日を誠実に生きることはできる。マルクス・アウレリウス心が乱れているのは出来事のせいではなく、足した判断のせい。エピクテトス変えられないものへの努力をやめると、力が戻ってくる。孔子本当の過ちは間違えたことではなく、間違いを認めないままにすること。
読み物で、もう少し深く
この悩みを 老子 に相談する
下の文はそのまま送れます。自分の言葉に書き換えても構いません。
原典にあたる
老子を読む老子 (岩波文庫)※ Amazonアソシエイトのリンクを含みます(広告)。