無為とは — 放置と力みの、ちょうど中間
何もしないことでも、すべてを押し通すことでもない。流れに逆らわずに動くとき、力は最も少なくて済む。
投げやり
不足無為力み・作為
過剰
不足無為力み・作為
過剰
卑下
不足柔弱謙下剛強
過剰
不足柔弱謙下剛強
過剰
思想を、もう少し詳しく
あなたが疲れているのは、努力が足りないからではなく、逆らわなくてよいものに逆らっているからかもしれません。上善は水の如し、と私は書きました。水は形を争わず、低いところへ流れ、それでいて岩を穿ちます。何もするなと言っているのではありません。力を込める場所をひとつ減らし、ものごとが自ずとそうなる方向を見つけるのです。足るを知る者は富む。いま手にしているものを数え直すところから始めてみませんか。
人物と生涯
前6世紀頃
楚の国に生まれたと伝わる。生没年は定かでない。
壮年期
周王朝の書庫を管理する記録官(守蔵室之史)を務めたとされる。
伝承
孔子が礼について教えを乞いに訪れたという逸話が『史記』に残る。
晩年
周の衰えを見て西へ去る。関所の役人に請われ『道徳経』五千言を記す。
その後
以後の消息は伝わらない。道家の祖として、後世の禅にも深く影響した。
代表的な名言
上善は水の若し。水は善く万物を利して争わず。
— 道徳経 第8章
足るを知る者は富む。
— 道徳経 第33章
天下の至柔は、天下の至堅を馳騁す。
— 道徳経 第43章
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