古代中国
孔子
仁(思いやり)
人間関係と孤独の悩みを、孔子はどう捉えるか
他者との距離感、承認欲求、分かり合えない苦悩
分かり合えないのではなく、こちらの出方がまだ形になっていないだけ。
孔子は「己の欲せざる所は、人に施すこと勿かれ」という一点だけを、あらゆる関係の土台に置きました。相手を変える方法でも、心を閉じて守る方法でもなく、自分の出方を先に決めるやり方です。彼自身、理想を説いて各国を巡りながらどこでも用いられなかった人なので、伝わらなさを軽く見積もったりはしません。
今日できる、最初の一歩
こじれている相手を一人思い浮かべ、「自分がされたら嫌なこと」を一つだけ書き出して、今週それだけはしないと決める。
この悩みを 孔子 に相談する
下の文はそのまま送れます。自分の言葉に書き換えても構いません。
仁とは — 冷たさと馴れ合いの、あいだにある思いやり
踏み込まなすぎれば相手は他人のままで、踏み込みすぎれば相手の領分を奪う。ちょうどよい距離をふるまいの形にしたものが「礼」。
無関心
不足仁(思いやり)お節介
過剰
不足仁(思いやり)お節介
過剰
無作法
不足礼(ふるまいの形)形式主義
過剰
不足礼(ふるまいの形)形式主義
過剰
人間関係に当てると、当たり障りなく流すのが「無関心」、良かれと思って相手の決定にまで踏み込むのが「お節介」。仁は、相手の領分を残したまま誠実でいることです。
この悩みのときに、効く言葉
過ちて改めざる、是を過ちと謂う。
— 論語 衛霊公第十五
この見方が、効きにくいとき
相手からの言葉や態度で消耗しきっていて、まず心を守る必要がある段階なら、他人の領分と自分の領分を切り分ける考え方のほうが先に効きます。
エピクテトスの見方を読む人間関係と孤独の、他の視点
同じ悩みでも、立つ位置が変われば処方は変わります。